【神経線維腫症型】
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(特定疾患治療研究事業における認定基準
 平成15年6月18日厚生労働省健康局疾病対策課長通知)


 ◇神経線維腫症型の診断

1.診断基準

MRI 又はCT で両側前庭神経鞘腫が見つかれば神経線維腫症型と診断する。また,親・子ど も・兄弟姉妹のいずれかが神経線維腫症型のときには,本人に片側性の前庭神経鞘腫,又は神経鞘腫・髄膜腫・神経膠腫・若年性白内障のうちいずれか2 種類,が存在すれば診断が確定す る。

2.検査所見
造影MRI ,聴力検査,眼科的検査が必要で,特に造影MRI と聴力検査は毎年1 〜2 回定期的に 行う必要がある。
頭部造影MRI では,前庭神経鞘腫・三叉神経鞘腫を始めとする各脳神経鞘腫,髄膜腫のほかに,脳室内腫瘍や眼窩内腫瘍もみられる(図1 ) * 。また,脊髄造影MRIでは,多発する脊髄神経鞘腫と髄内腫瘍(多くは上衣腫)がみられる(図2 ) * 。これらの腫瘍は,成長せずに長期間同じ大きさ でとどまることもあるが,増大することもあり,成長の予測は困難である。
聴力検査としては,純音聴力検査,語音明瞭度検査,聴覚誘発電位検査を行う。聴力損失と前庭神経鞘腫の大きさは必ずしも相関せず,聴力損失が長期間不変のことや急に悪化することもある。
眼科的には白内障検査と視力検査を行う。若年性白内障(posterior subcapsular lenticular cata‐ ract )は外国では80 %と高率に報告されている。

3.重症度分類
  (stage 分類はscore 合計による。生活活動度は参考にする)
  score 合計 日常生活 社会生活
stage1
ほとんど問題ない ほとんど問題ない
stage2 軽度の問題あり 軽度の問題あり
stage3 軽度の問題あり 重度の問題あり
stage4 4以上 支障が大きい 重度の問題あり

4.特定疾患治療研究事業の範囲
   型の診断基準により神経線維腫と診断されたすべての者


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