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【神経線維腫症 型】
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(特定疾患治療研究事業における認定基準
平成15年6月18日厚生労働省健康局疾病対策課長通知)
◇神経線維腫症I型の診断基準◇
1.主な症候
| (1) |
カフェ・オ・レ斑
扁平で盛り上がりのない斑であり,色は淡いミルクコーヒー色から濃い褐色に至るまで様々で,色素斑内に色の濃淡はみられない。形は長円形のものが多く,丸みを帯びたなめらかな輪郭
を呈している。 |
| (2) |
神経線維腫
皮膚の神経線維腫は思春期頃より全身に多発する。このほか末梢神経内の神経線維腫(nodular plexiform neurofibroma
),びまん性の神経線維腫(diffuse plexiform neurofibroma )がみられ ることもある。 |
2.その他の症候
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骨病変─脊柱・胸郭の変形,四肢骨の変形,頭蓋骨・顔面骨の骨欠損など。 |
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眼病変─虹彩小結節(Lisch nodule ),視神経膠腫など。 |
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皮膚病変─雀卵斑様色素斑,有毛性褐青色斑,貧血母斑,若年性黄色内皮腫など。 |
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脳脊髄腫瘍─脳神経ならびに脊髄神経の神経線維腫,髄膜腫,神経膠腫など。 |
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脳波の異常 |
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クロム親和性細胞腫 |
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悪性神経鞘腫 |
3.診断上のポイント
カフェ・オ・レ斑と神経線維腫がみられれば診断は確実である。小児例(pretumorous stage ) では,径1 .5 cm以上のカフェ・オ・レ斑が6
個以上あれば本症が疑われ,家族歴その他の症候を参考にして診断する。ただし両親ともに正常のことも多い。成人例ではカフェ・オ・レ斑が分かりに
くいことも多いので,神経線維腫を主体に診断する。
4.重症度分類
| DNB 分類 |
生活機能と社会的活動度 |
stage1
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D1 ,N0 ,B 0,1 |
日常・社会生活活動にほとんど問題ない |
| stage2 |
D2 ,N1 ,B2 のいずれかを含み
D1,2 ,N 0 ,1 ,B 0 ,1 |
日常・社会生活活動に問題あるが軽度 |
| stage3 |
D3 ,N0 ,B 0 |
日常生活に問題はないが,
社会生活上の問題が大きい |
| stage4 |
D3 ,N1 ,B 1,2 |
日常生活に軽度の問題があり,
社会生活上の問題が大きい |
| stage5 |
D4 ,N2 ,B3 のいずれかを含み
anyD,anyN,anyB |
身体的異常が高度で,
日常生活の支障が大きい |
※ 皮膚症状
D1 色素斑と少数の神経線維腫が存在する
D2 色素斑と比較的多数の神経線維腫が存在する
D3 顔面を含めて極めて多数の神経線維腫が存在する
D4 機能障害又は悪性末梢神経鞘腫瘍の併発あり
中枢神経症状
N0 中枢神経症状(”学習能力低下”や”てんかん”など)
N1 中枢神経症状や中枢神経系に異常所見があるが比較的経度
N2 高度あるいは進行性の中枢神経症状や異常所見あり
骨症状
B 0 骨症状
B 1 軽度の脊柱変形ないし四肢骨変形あり
B2 中程度の non-dystrophic type の脊柱変形あり
B3 高度の骨病変あり
5 特定疾患治療研究事業の範囲
型の診断基準により神経線維腫症と診断された者については、重症度
分類の4,5に該当する者を対象とする。
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