 |
| プ ロ フィ ー ル |
 |
OPLL後縦靱帯骨化症は原因不明、治療方法未確立であり、且つ生活面の長期に亘る疾病として、昭和55年12月特定疾患、治療研究疾患として認められ、以来、厚生省は〔脊柱靱帯骨化症に関する調査研究班〕を組織し、指定研究を進めて居りますが、今尚原因解明に及んでおりません。
全国脊柱靱帯骨化症患者、家族連絡協議会(略称、全脊柱連)ではかねてより厚生省研究班との交流促進について要望して居りましたところ年3回研究に関する公開講座を進めて居ります。
■病気について
脊柱は、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨のブロックである脊椎からなっています。その脊椎の前後を縦につなぐのが靱帯です。後縦靱帯骨化症(OPLL)とは、脊椎の背側の靱帯が骨化し、神経の束が通っている脊柱管(脊髄が入っている管)が狭くなって、脊髄や神経を圧迫してしまう病気です。頸椎にもっとも多く、胸椎や腰椎にも発生します。
■主な症状
頸や上肢の痺れや痛みで始まることが多く、進行にともない下肢の痺れ痛み、知覚鈍麻、筋力低下、上・下肢の腱反射異常、病的反射などと進んでいきます。
脊髄麻痺は四肢に対称的に出ることが多く、膀胱、直腸障害なども現れることがあります。
■原因
多くの説がありますが現在のところ不明です。炎症、ホルモン異常、カルシュウム代謝異常、糖尿病、遺伝、慢性外傷、椎間板脱出、全身的退行変性などがあげられています。殊に遺伝子による関わりが濃厚とこの研究を続行しています。
■治療法
保存的治療として頸椎の固定、牽引がありますが、効果が得られない場合や脊髄症状が明らかなときは手術が行なわれます。長期にわたり麻痺を放置すると、全横断性脊髄麻痺となり、手術によっても回復できなくなります。
以上で高齢者に多く、ある時転倒、衝撃により骨化保持者の2%(推定)の方が発病しているそうです。
しかし、手術してもよい結果は得られず、手術を余儀なくされた方でも術後を懸念して控えている方が少なくありません。下肢障害による車椅子の生活、夫々が持つ障害に苦悩されているのが実情です。一見健常者に見られがちで、まわりの理解の貧しさが患者にとって一番辛いところです。又、進行性とあって完治することなく、医師も(手術)成功しても障害は残ると言っております。障害という後遺症を避ける事は残念ながらできません。患者としてこの病気に対する知識を得、闘病する事を唯一の策としています。
|